Google Chrome導入前の感想のようなもの

http://jintrick.net/agenda/2008/09/google-chrome.html


純粋に、"「ウェブサービスをアプリケーションとして使うためのブラウザ」"の意味が知りたい。
ウェブサービスをデスクトップアプリケーションとして使うためのブラウザという意味かなあ。
直後に"GMailのショートカットをデスクトップに作成できる、その一点からも明らかじゃないか。
webで文書読むソフトに必要な機能と、web上で動くアプリを操作するソフトに必要な機能は異なるってことじゃないかねえ。たとえば、一番単純なとこだとweb文書を読む際はタブという概念は非常に役立つものだけれど、webアプリケーションを利用する場合は、そんなもの無くても特に困らないよね。
そういった違いを重ねていって、最終的にはローカルアプリとの違いを意識させないような動作をwebアプリ+ブラウザ(+webアプリを開いたときにどんな動きをさせるかを書いた設定ファイル)で出来るようにするのが、将来の「ウェブサービスをアプリケーションとして使うためのブラウザ」だと思う。
ただし、webアプリをどのように使うかを変更出来る分にはいいけど、
ウェブサービスをアプリケーションとして使うためのブラウザ」が無いと使えない
webアプリは本末転倒だと思う。
あくまでも見え方や、普通のブラウザでも出来る操作を楽に行えるようにするといった方向のカスタマイズが出来るブラウザね。

こんなことが出来るようになればいいなあ。

webメール

閉じたときには画面をタスクトレイに収納。
新着があったらポップアップでお知らせを出す。
(ページの一部を監視しといて変わったらポップアップを出すという設定をしておく)

右クリックメニューをカスタマイズ

webアプリ専用の画面だと割り切ってしまえば、右クリックメニューのweb文書を閲覧するための機能を殺しても構わなくなる。
(flashは手軽にコレが出来るようにもできたハズなのに、なぜか右クリックメニューはflashのabout画面を出すとかの機能で占拠されている)

web上で何かを編集するようなwebアプリ

ファイルをダウンロードしてローカルディスク保存する一連の作業を、ローカルアプリケーションでファイル保存ダイアログを使って保存するのと違いを意識させないで1ボタンでできるようにする。
特定のDOM要素にファイルをドラッグ&ドロップしたときの動きを規定して、ファイルのドラッグ&ドロップでそのファイルを自動的にアップロードしてwebアプリで開けるようにする。
それをショートカットキーで行えるようにする。

辞書やヘルプアプリケーション

他のアプリケーションから、調べたい単語を引数として渡して起動され、引数で渡された単語を検索した結果のページが表示される。
……これは今のブラウザでも引数にURL指定して起動すれば出来ないことはない。
マルチバイト文字のエンコードを自動でやってリクエスト投げてくれるとかの機能が強化されたものになるかな?

デスクトップ ガジェット

かつてのActiveデスクトップもどきみたいな動きをして、背景に時計とか株価とか天気予報とかをずっと置いておけるようにする。
greaseMonkeyの原理で、要らない情報は削るなど、そのアプリの利用方法に都合よいように情報表示方法をカスタマイズする。


こうやって考えてみると、別にwebアプリケーションブラウザは1種類である必要は無い気がしてきた。デスクトップ ガジェットを実現するためのブラウザと、webメールを見るためのブラウザに要求される機能は大きく違うし。


google chromeも、他のwebアプリケーションブラウザを目指してるソフトも、まだその領域に踏み込んでるソフトはないけれど。