MSのウェブ版Officeが登場--オフィス製品の行く末は?

http://japan.cnet.com/panel/story/0,3800077799,20382782,00.htm?ref=rss少し前に、web版MS-Officeについて、


あえて相手側の土俵で戦うことを選択しているので、無理して勝負しても苦戦するだけな気がする。
と書いたがそんなことは無いかもしれない。むしろ圧勝できるだけの資産をmicrosoftは持っている。それは、完全な形で(過去バージョンのものも含めた)Excel/Wordファイルを閲覧/編集することが出来るライブラリだ。

Microsoftは、使い慣れた同社のユーザーインターフェースを利用できることや、文書の特徴がすべて保たれることを宣伝している。http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20382755,00.htm?ref=rss


なぜmicrosoft以外のofficeスイートが普及できないかというと
「それで編集したファイルがMS Officeで崩れない保証が無い」という点が大きい。現実的に考えれば
現場にはIT知識の乏しい人も居る。よって複数の会社間をまたいで使われるofficeフォーマットは、デファクトであるms-officeしか考えられない。顧客からレイアウトが崩れてるぞという苦情が来たときに、
google docsで編集したものなので仕方ありません」などとと答えられるハズも無いのだ。
よって、「会社で使っているExcelファイルを急遽家で開いて2,3の修正をしなければならなくなった。
でも家にはlinuxマシンしかない」という場合などは、問答無用でweb版ms-officeが選択されることになると考えられる。また、とりあえずexcel文書を閲覧したい場合でも、レイアウトが崩れる心配のないウェブ版MS-Officeが使われる可能性は高い。
『インストール不要』で、『完全なMS-Office互換性』を持つという性質は、Silverlightのインストール率を100%近くにするキラーアプリにすらなれるのではないだろうか。