Datamoshing - 映像の乱れの技法 - Radium Software

http://d.hatena.ne.jp/KZR/20090226/p1
http://www.youtube.com/watch?v=6LG39Wp7OzQ
凄い。人間の認識の隙を突いた表現技法。
もともと不可逆圧縮というものは人間の認識の隙を突いて、足りない情報を感じさせないようにしたものではあるが、それを逆に意識させることによって、これほど不可思議な感覚を生み出すとは。
かなり面白い表現だと思う。
次々に認識が入れ替わっていく感覚は是非体験してもらいたい。
特に下側の動画は草地を選んだり、髪を振ることで画素を更新する領域をコントロールしているあたり、緻密に計算された演出なんじゃないかと思う。


しかし、小さな四角がブツブツと浮いているような部分などは、気持ちの良いノイズではなく気持ちの悪いノイズになってしまっていて残念。
そのあたりをさらに調整して「人間にとって心地よい感覚を与えてくれるノイズ」のみを生み出すことが出来ないかと考えると、この表現はさらに高度なものになっていく可能性を秘めていると思う。