宮内 悠介「盤上の夜」

読了。
将棋や囲碁、麻雀といった卓上ゲームをテーマにしたSF短編集。
SFと文学の中間といた感じの作品で、読み味が独特。
印象に残ったのは「チェッカー」を題材とした、ラスト以外はほぼノンフィクションなのに、現実とは思えないようなチェッカーの絶対王者マリオン・ティンズリーの人生を描く「人間の王」。