ANUBIS Zone of Ender

[excite-imp]
半年以上前に発売されたソフトだが、アヌビスというPS2ソフトを買った。
前作Zone Of Enderから、結構な時間を置いての続編である。
内容は、空中で縦横無尽に動き回る巨大人型兵器を操って戦う、というアクションゲームだ。
迫り来る雑魚どもをロックオンレーザーでなぎ払い、中型機をひっ掴んでブンブン振り回して投げる。
移動速度はかなり速く、エフェクトも気持ちいい。そして、アクションシーン間に入るムービーもまた、高い水準のものである。
ストーリーは4時間程度で終わるらしいが、アクションゲームとしてはその程度のボリュームがあれば、許されるだろう。
前作はポリゴン数はともかくとして、ムービーシーンがゲーム画面よりも雑だという印象を受けただけあって、このムービーシーンの進化には両手を挙げて喜びたい。ただ、あまりの出来に製作者陣も喜びを隠しきれなかったのか、ストーリーのほぼ全てと思われるムービー・ダイジェストを主題歌と共にオープニングムービー(タイトル画面で何も押さなかったら流れ出すムービー)で流してしまっている。気合入れすぎである。
このオープニングムービー、ゲーム内のストーリーを追うムービーを流用しただけではなく、Flash的な2D画像の効果的な利用や、ゲームコンセプト、キャッチフレーズなどを利用した、まるでCMのような子気味よい映像も混ざっている。
もうこれだけでムービーチームは満足してないか?と言いたくなるほどの出来だ。
ただ、だからといって本編のムービーシーンの質は下がっていないので、今回のムービーチームは流石である。ゲーム本体は、さすがメタルギアスタッフだけあって、三次元空間の表現が巧い。難易度選択やオマケミッションも存在して、クリア後も楽しめそうな予感である。
あとゲーム評価とはあまり関係ないが、もう一つ個人的に言わせて貰いたい。
このゲームの発売元はナムコなのだが、発売された当初にグラディウスの自機である
ビックバイパー」が出るという話を聞いた。
私は良い隠しキャラだと思っていたのだが、実際にゲームを買ってみるに……準主人公格の人が思いっきり乗っているのだ。しかも形がビックバイパーというだけじゃなく、オプションを付けてリップルレーザー吐いてるのだ。
敵はバクテリアンなのか。そのうちモアイを相手にせねばならぬのか。
敵側の諸君。一刻も早くビックコアの開発をしてくれ。奴はビックコアMark-IIIあたりが苦手だぞ。