少女魔法学リトルウィッチロマネスク 体験版感想

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舞台は、100を超える巨大な塔が魔法の力でそびえる「塔の時代」と呼ばれる時代から千年後の世界。魔法は衰退し、塔は10程度を残すのみとなっている。
その現存する塔の一つ「黒の塔」に、大魔法使いと呼ばれる男が、半分都から追い出されるような形で調査にでかける。
調査は塔へ長期滞在して行うもので、二人の少女を弟子としてつれていくことになった。
ゲームの大まかな流れは、この二人の少女の魔法修行を行うというものである。育成自体はそう複雑なものではないが感覚的にはシナリオパートが終わったあとに、ちょちょいとやる感じで、単調さは感じない。
良質のFlashアニメのようなオープニングと、それを支える油絵調のグラフィックが秀逸。そして、プログラミングとセンスの両方を高レベルで持ち合わせていることを伺わせる数々のエフェクト。ゲームのシナリオパートもよくある単純な、背景+立ち絵ではなく、拡大縮小された絵が自由な位置に動的に表示されるというもの。まあ、Fate/stay nightほどは動かないが、十分に他と差別化されている。
実は18禁ソフトなのだが、そうじゃなくても十分売れそうなポテンシャルを持っているゲームだと思う。
絵も結構好み。カヤとアリア(魔法使い見習いの少女)のアップなんて、もうおもわず頭撫でてあげたくなるですよ。



ちなみに製品版は[2005-07-29]に9,800円で発売開始しているようだ。
でも引き続き体験版も公開しているようなので、とりあえずダウンロードしてやってみると序盤から世界観とかタイトル表示の箇所とか、いろいろ感動すること間違いなしである。
ただ、体験版にはセーブ機能がないので、エンディングのテーマ曲付きのデモムービーを見るとこまで行くには、結構時間がかるのが、唯一残念だ。
この会社(株式会社モノクローマ)は他に2作ほど出してるようだが、体験版あればやってみようかなあ……。