Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル

http://japan.cnet.com/column/web20/story/0,2000054679,20090039-5,00.htm

しばしば「反響室」と批判されるブログは、増幅器でもあるのだ。
もっとも、単なる増幅器であったなら、ブログはつまらないものになっていただろう。
しかし、Wikipediaが体現しているように、ブログでは集合知が一種の
フィルターの役割を果たしている。James Surioweckiが「群衆の英知」と
呼んだものが働き、PageRankが個々の文書を分析するよりも優れた検索結果を
生み出したように、ブロゴスフィアではユーザー全体の注目が、
価値あるものを選び出す。

と、あるが私はブログ集合の持つ「フィルタ」機能というのは、ここで評されているほど高くないのではないかと思っている。
ブログ上で流れていくものは、純粋に価値が高い情報ではなく話題性というものによって決まる。そして話題性というのは、話題性があること自体が話題になるという性質がある。その性質によって、情報の質が「フィルタを通過する」かどうかにはあまり関連しなくなってしまっているのではないかと思うのだ。