うごメモについて

スター乞食が多いとか、その原因としてDSi持ってる年齢層だとか、投稿障壁の低さとかいろいろ思うところがあったので"ゆうた"問題で、うごメモはてなのサービス性自体が話題になってくれたことはうれしい。


個人的には"ゆうた"の投稿は別にそこまで騒がれるほどひどくは無いと思う。むしろ、周りの盛り上りかたとそれに対する反応が話題を呼んだというだけで。


うごメモは、いままでのUGCサービスに比べて圧倒的に投稿障壁が低くさらに年齢層が低いほうに開かれているという特徴から、本当に小学生の落書き長状態になっている。
リリース後から結構うごメモをチェックしてた私としては、『小学生らしく純粋で面白い』なんてのはそうそう見つからないって実感がある。
「ほほえましい」という背景を楽しめるのは最初だけだと思うので、その感想が感じられなくなった後に残るのは
小学生中学生の雑で面白くない作品群。
「クラスで一人は居た面白い奴」レベルの作品はいいけど、それの周りにクラス全員分の面白くない作品を並べられるのはつらい。
(投稿するのがめんどくさいサービスは、自分の作品が面白いと自信もってる奴しか投稿するところまで行かないのだが、うごメモはそのフィルタが掛からずに、とにかく全員が投稿してる感じ)


ただし普段真面目に絵を書かない人までが、ここまで多くの作品を気軽に投稿してるという土壌は明らかに日本のネットサービスでは異質なものだと言える。その異質な土の中から優れたものを見つけ出す仕組みさえあれば、いままで無かった鉱脈を掘り出せるとは思う。
(その前に、普段作品投稿とかしない人に飽きられてしまう可能性もあるけど)
つらつらと、纏まってない感想を。

こくばん.in」を運営している立場として「うごメモはてな」を本気で心配してみる

http://void.heteml.jp/blog/archives/2008/12/ugomemohatena.htmlうごメモへの良アドバイス。実際に運営してる人からの体験をもとにしたアドバイスなのではてな側は感謝しつつ問題に先手を打つべきかと。


ですが、それはあくまで不適切な投稿を見えなくするためだけのシステムであり、場の空気作りには寄与していません。
という発言は的を射ていると思う。はてなはサービスの空気作りに関しては、サービス利用者によって自然に作られる空気そのままにしているという気がするし。

早くも悪い意味で流れが固まってきた感のうごメモはてなhttp://beta.g.hatena.ne.jp/sugio/20090102/p1


今、何百という新規ユーザーがうごメモシアターのつまらなさを学習している!
コメントを促進させる工夫が無い

うごメモはてな「ゆうた」さんはネトゲなら余裕でBANされるレベル

http://d.hatena.ne.jp/godnee/20090101/1230814801

うごメモはてなを崩壊させるhttp://d.hatena.ne.jp/chroju/20090101/1230800303


ブックマーカーはITリテラシーの高い人が多いんですけどね。
でも彼らはうごメモに直接介入するより、「かわいい」とか「いいなー」などと
ブコメしながら見守る路線に入っています。
これではネット初体験層が「ネットは怖い」と思って逃げてしまいます。
「怖いところもある」ということを学んでくれるといいとは思うけど、サービスとして考えた場合は、やっぱりうごメモから逃げるね。

どうもはてなは最近「マスを取ろう」という方向に動いているようですが、
既存はてなーがかなりニッチな集団である以上、それは無理です。同意。ていうか、ちょっと前は自ら「へんな会社」だと胸張って言ってたじゃないか。それでマスを取りにいけるかというとどうかと思うし、取りに行く必要ないと思う。

話をうごメモに戻しますと、ここに現れた「新しいユーザー」が歓迎されるべきものとはちょっと言い難い。
小学生の「スターちょうだい!」は別に構わないとして、それに直コメを書いて挑発する集団が
現れるってのは、あまり気持ちのいいものではないです。
そしてこれは、これまでのはてなでは見られなかった「異常な光景」。
むしろ"ゆうた"のケースが異常なだけではなかろうか。それこそ星のかずほどあるスター乞食投稿は、ほとんどそのまま無視される傾向にある。そしてそれは、良くも悪くもはてなだからこそだとは思う。2chライクなとこでこういうサービスをやってれば、それこそスター乞食投稿には死ぬほどネガコメがつくはず。
ちなみに。
これに皮肉で100スターつけたら普通にありがたがられて、逆に自分の心の汚さ思い知らされている次第であります。
ゴメンヨ。ガンダム弟とその姉さくやちゃん。