「タブブラウザonタスクトレイ」のパラダイムシフト

タブブラウザonタスクトレイという、タグブラウザをタスクトレイに常駐させるだけのソフトがある。webアプリを常駐させるためのソフトなのだが、実際にを使ってみると、予想外に使い勝手がよい。というかwebアプリに対する見方が変わるほどの使い勝手の向上が見られた。
そもそも、いままでのwebブラウザは、あくまでも基本は文章閲覧ソフトウェアだった。
そのため、その上で実行されるwebアプリでは、文書閲覧には必要な「戻る」「進む」等の機能が逆にマイナスに働いて、存分にそのパフォーマンスを発揮できていなかったのだ。
また、タグブラウザだと特に顕著なのだが、読みたい文書と、開いておきたいwebアプリが混在していることで、読み終わった文書を閉じた勢いで必要なwebアプリを簡単に閉じてしまうという問題もあった。
しかしタブブラウザonタスクトレイは、
「最初からwebアプリを動かすことを目的とした動作環境」
なので、必要無い機能へのアクセスを難しくしてあり、ちょっとやそっとでは、うっかり閉じられないようになっている。
その意味は大きい。
文書閲覧に必要な機能と、webアプリに必要な機能は違う。という、言われてみれば当然の事実を浮き彫りにして、その解決策を示してくれたのだ。
これから、webアプリはどんどん増えてゆくであろうが、それらを有効活用するための手段として、新しい方法論を示したという意味で、非常に重要な分岐点として存在するソフトになるかもしれない。


それはともかく、使ったことがない人は使ってみて欲しい。
タスクトレイにGmailが常駐するのだ。Ajaxな辞書とかが常駐するのだ。
ちょっとしたアイディアで、実装もたいしたもんではないアプリなのにここまで便利さが上がるのか、という典型例である。