ひぐらしのなく頃に 祭囃し編(まつりはやしへん) 感想

なんか、またループの設定変わってない?
カケラの中に梨花も羽入も確実に見てない事が、なんでそんなに混ざってるんだ。
しかも、それ知ってるのが普通なように物語上で推理材料にされちゃってるし。
そんなの知ることが出来るんなら、今までのループはなんだったんだ。


あと、ループ設定で「前回ループの思い出を引き継ぐのは奇跡レベルの出来事」というのがあったはずなんだが、無意識下で覚えてて行動が強化されてるのは、それには当たらないんですか。そうですか。
それなら、鷹野も行動が強化されてていいはずなんだがなあ。
部活メンバーばっか行動が最適化されていくのは卑怯じゃないか?


なんでやねん、強化赤坂。おまえは、どこのバトルマンガの主人公だ。
ていうか、なんで梨花の腸裂きを知っている。


なんでやねん、古手羽入。一般人にも見えるほどのスタンドパワーか!
てゆーか、てゆーか、角。角には誰も突っ込まないのか!
てゆーか、なにその独立種族。先住しているイースの偉大なる種族に滅ぼされちまえ。
てゆーか、お前最初(ループ開始前)から鷹野の正体知ってるじゃん。言えよ!


悪役の裏に悪役って「誰でも思いつくけど反則だから使わない」だけで、普通に思いつくだろ。そんなの使えば、どんな展開でも説明がつくわ!
なんか、ひぐらしは「一般人は能力足らずで、部活メンバーが大活躍、うおすげー」という流れが多い。なにそのご都合主義展開。


富岡お前、そんなに組織の内情ガンガン喋っていいのかよ。
相手はいくら重要参考人でも、小学生の女の子なんだぞ。
ホントに自衛官だったのか、コイツ。


……でも、いまの魅音なら多分、私の話を信じてくれると思う。信じねーよ!てか、お前は数多のループで話してきたつもりなんだろうが、この周回でやったのは、妙な漫画の設定を話し合っただけじゃねーか!


どうも、ひぐらし作者は勘違いしている。
真の友人だったら、何でも信じるというのは違うだろう。
ていうか、今までのループで何回もやって信じられなかったという実績と信頼はどうした。
なんで大人連中も部活メンバーも、今回だけ無条件に信じてるんだ。
特に部活メンバー。大人連中にはお互い真実の断片らしきものを握っているという信じるに足る土壌があった。だが、部活メンバーが、この馬鹿話を信じるのはおかしいだろう。
というか、この「陰謀を信じる」っての。全員が雛見沢症候群発病してないっすか?


10億円もあれば、山狗を買収することは可能かもしれない。10億でぇ〜?秘密裏の特殊工作員がぁ〜?
無理だろ。そりゃ10億は個人にとってはえらい大金だが、訓練された兵士数十名を買い取るには無理があるんじゃないか?


いかん。鷹野の動機→行動が論理的に繋がってない。認めさせる、復讐する、が動機だったはずなのに、終末作戦でその危険性が認められる→神になるとか言い出しちゃってるよ。


梨花、なんでそこで出て行くのか。48時間作戦はどうなったのか。あんたが出て行ったら勝ちの基盤が崩れるだろうが。


羽入・神ヴォイス反則ですな。棄てプリの律法かよ。
というか、もっとガンガン使え。


赤坂。ピンチに飛んで来るタイミングよすぎ。だが、これは色々伏線が張ってあるので許せる。問題は、その反則的な強さだ。


それはまさに鉄甲弾
じゃねーよ。1対5とかで余裕で勝つな!おかしいだろ、人として!!
ていうか、射撃班。狙撃とかしちゃってやれ。

えーーーー、赤坂。あんた、なんで小此木を拘束してないんだよ。
普通に1時間後の会議に参加してるし!
特殊部隊にいたんだかろ、そのへんの状況判断はどうなんだ!
殺せとは言わないが、見つからないとこに縄でグルグル巻きにして置いとけ!


(指令車でもない一般の車の無線で)鷹野よ。じゃねーーーーーー!昼間っからその悪の秘密機関の女幹部な服は怪しすぎるわっ!!
この余裕ないときに、なに着替えてますねん。
それとも、アレか!上着を裏返しにすると全身真っ黒の服になるというやつなのか。
くそう、用意が良すぎるぜ。


裏山作戦。
……いや、もう気にしませんよ。プロ相手に大勝利してもさ。なにこの非現実感。


なんでやねん!小此木vs魅音素手バトル。
なんだそれ、もう分けわかんないよ、しかも小此木負けるし。
実は山狗って本格的に役立たずの汚れ役を寄せ集めた部隊なんじゃ……。
ああ、そう考えると10億で転んでくれたわけも説明できるなあ、ははは。


ああ、山狗は本当に10億で転んだわけじゃないのか。そりゃそうだわ。
黒幕にそういう風に行動しろと言われてたのね。ナイス説明。
というか、山狗は本当に10億で支配下に収まったことが、ありそうだと思わせるのは、部活メンバーが普通に特殊部隊に勝ったりする、めちゃくちゃなストーリーラインに慣れさせられているからであって、話の構成が上手く組み立てられているからではないことを明記しておこう。


まあ、そう考えると本当に買収できたと信じていた鷹野は最初から、雛見沢症候群に関連することについて一般的な感覚が壊れていた狂人だということになるが。
東京の要人にも政治的意味を無視して、本気で研究の価値を認めさせようとしてたし。


うっわ、羽入卑怯だわーー。お前、ループで百回負けておいて、最終的に自分側の運がやたらいいときに一回だけ勝っただけで、


……それでもまだ、人の身を捨て神の座を求めるというのか、人の子よ。
ですか。
ていうか、普通に雛見沢で遊んでいるときと、神バージョンでは同じ姿に見えていないのだろうか。全体的な概観は似た感じだというのは記述から明らかだが。……ていうか背景に表示されてるキャラグラフィックも同じなんだが。

いや、まあいいさ。別に銃弾直前の時間停止中に梨花が動いても。
鷹野が銃弾時間干渉に介入して、「すぐ死ね」の意のやたら長い台詞を吐いてた気もするし、いまさら梨花が一つ二つ奇跡を起こして時間干渉に介入するくらい。
むしろ、多少ご都合主義ではあるが、こういう奇跡は物語上アリなので許せる。


不謹慎だが、祭囃し編の完全ハッピーエンド(綿流し夜の前に既に全部解決)を迎えても、なお綿流しの夜に富岡が喉を掻き毟って死んだらおもしろいなあ。
つーか、本気で怖いわ。マジ呪いですか。オヤシロサマ関係なくもっとどろどろした呪いですか。
……いや、実際はハッピーエンドなんだけどさ。