04話
「4面までクリアしたぜ」
「じゃ、残り196面ね。初級編終わるまで」って、なんだそのマゾゲーっぷりはあっぁぁぁ!!
だんだんと、設定が明らかになってきた。……というか、出し惜しみしすぎじゃない?と思う。
これは、僕らは虚空に空を視るな世界設定ありきで燃える話だと思うのだが。
多分リアルタイムに見ていたら、途中で見切ってしまっただろうなあ。
05話
今回は、「目覚める」話っぽい。いままでの1戦闘をクローズアップする描き方とは異なり、かなり日常が飛び飛びに描かれていて、だんだんと違和感を感じていった様が描かれている。
こういう演出は、なかなか珍しくていいかも。
高校で量子力学やってて「変だなー、でも未来だからいいのかなー」と思っていたらやっぱり変だったようだ。
違和感の描写が素敵。
そして、この違和感の正体を明かすエピソードは、次回に続くらしい。** 06話
かっこよすぎです。
「千葉県民をなめるなよォォォッ!」
そして、明かされる――世界の謎。
上手いです。上手すぎです、このEDへの繋ぎ方。身近な人の存在を否定されるという種類の、感動をさせられましたよ。エンディング曲の評価が自分の中で2、3ランクは上がる快挙でした。
この演出ならば、これだけ引っ張ってきたかいもあるってものです。
既に人類が滅亡してるってあたり、STGのナイトレイドみたいでです。
でもやっぱりストーリー有りでそれを語られるというのは、なかなか来るものがあって素晴らしい。** 07話
とは、言って消えない世界が現実だとは言うものの。舞浜がそれで消えて、破壊された世界がそれで消えないというのは、それが現実だという証明にはまったくなっていない。
「作り物なのは、こっちの世界なんだ。消えろ、消えろ、消えちまえ!」
どっちかが幻だと認めた時点で、もう一方の世界もシミュレートされた世界かもしれない事を認めなければならないという、仮想世界モノの典型的パラドクス。
俺たちの現実は、どっちへ行けばあるんだろう状態。
……そして、自分が幻体だとすれば、舞浜サーバ内だろうがゼーガペイン・コンピュータ内だろうが結局のところそれは、どっちも変わらないレベルの「現実」なわけで。うーむ、そういうレベルの話になってくると自分が幻体でなくても現実ってのは5感から入力される信号で構成されているという事で、哲学的なお話になってくるなあ。
多分、この技術レベルに行っていたならば「元々ネット内に住んでいた人」ってのも居たはずなのだが、そういう人達はどこにいるんだろう……?
戦時なので、そーいう人も戦闘に借り出されているのかなあ。
結局、戦艦とゼーガペインは現実世界の本物ってことだが、その他は全部シミュレーションに過ぎないのだろうな。司令室とか整備室は人間が認識するのに便利なように作られたフェイクに過ぎない。
あと操縦室も実は無意味なのかもしれない。……まあ、無駄っぽいがインターフェイスを調整することで効率を上げるって意味で、やはり必要な仕組みななのだろうか。
上で書いた、ネット人ならあんまりそう言うの無しで出撃できそうだけど。
ところで、人格コピーは無理なんだろうか……。無理なんだろうなあ、量子コンピュータ的な理由で。
出来たら決死のなんちゃらとか、そういうのが全く意味無いことになるし。