神経細胞を仮想環境に接続――「意識」は生まれるか

http://wiredvision.jp/news/200709/2007092823.html[ドキドキ]


ネズミの神経細胞群が培養皿で切手サイズにまで育てられ、コンピューターに接続される
なんという電脳世界。
「仮想世界」という言葉で、セカンドライフ的な一般人も接続してくる空間を想像していたが
実際にはよくAIの自立学習などで語られるような簡単な環境のようだ。
しかし、そうだとしても非常に面白い試みだと思う。
AIと違って、どうやって動いているかの基本すら完全に分かっていない脳細胞を使うのが大きな可能性を感じさせてくれる。ティエラのように、製作者すら思いもよらない進歩を見せることを願って、興味深く続報を待ちたい。
(いまごと、研究者はシャーレの上の脳細胞から「hello.」と語りかけられているかもしれない)

まあ、電脳ではあるんだけれどこの技術の進化していった先には電子空間を主体として活動する知的存在を生み出す可能性はあるけれど、意識の電子化はありえなさそうなのがちょっと残念。
私は「意識の電子化」には強く惹かれてはいるけれど、ちょうど100年前の世界で考えられていた「空飛ぶ車」にあたるような実現はされない類のものではないかと予想している。