末次由紀「ちはやふる 13巻まで」

読了。
アニメ化したとのことで読んでみた。
絵や基本的な漫画の構成は少女漫画なのに、やってることは完全にスポーツ漫画という珍しい作品。少女漫画は普通「切ない」ものだとおもうが、この作品は「熱い」。なんつーか描写の文法は少女漫画だけど、ストーリーの文法は少年漫画というか。トーナメントするし!パラエティ豊かな敵チームと当たるし!絶対強者的な選手とか居るし!
しかも題材が競技カルタという、ちょっとどころではないほどの異色の作品。
最初こそとっつきにくい感じはあるが、そこさえをクリア出来れば非常に先を読ませる作品である。もしジャンプでやってたら、カルタが子供達の間で一台ブームになるんじゃないかという感じで。そういう意味では最初の一歩を入らせるために役立つアニメ化は大正解。私もそれで手にとった口だしね。



ていうか、競技カルタってこんなに読み合いが大切なルールになってたのか。
しかも最終的には、やはり読まれた札を取るスピードも重要という点、実にスポーツスポーツした競技だ。