メディアプレイヤークラシックで、音の高さを変えずに再生速度を変更する方法のメモ。
メディアプレイヤークラシックではデフォルトでも、Ctrl+上矢印で再生速度を倍にできるが、この方法では音声ピッチが考慮されないので音が高くなる。
これを自然な状態で再生速度を変更させには、PowerDVD(体験版でもいい)に含まれたフィルタを入れてやればいい。
方法は以下のとおり。
0. 用意するもの
Media Player Classic(x86版?)、7-zip、PowerDVD体験版。
1. CyberLink TimeStretch Filter(clauts.ax)の取得
PowerDVD体験版の中から、倍速再生を行うためのフィルタ「CyberLink TimeStretch Filter(ファイル名はclauts.ax)」を引っこ抜く。
具体的には、以下の手順。
(以下の説明で出てくるファイルのバージョン番号は時期によって違うと思う)
1.1.
PowerDVDのサイトからダウンロードしてきた「CyberLink_PowerDVD_Downloader_1813.exe」を実行して、「CyberLink.v2218_r70001_R1_DVD111007-02.exe」を入手する。別にPowerDVDが必要なわけじゃないのでインストールは行わない。
1.2.
7zipで「CyberLink.v2218_r70001_R1_DVD111007-02.exe」を開いて、「Data1.7z」を解凍する。
1.3.
さらに7zipで「Data1.7z」を開いて、「\Data1\Common\AudioFilter\clauts.ax」を解凍する。
以上で、「clauts.ax」が入手できるので適当なとこに保存する。私はMediaPlayerClassicと同じフォルダに入れた。
2. Media Player Classicに、「CyberLink TimeStretch Filter」を組み込んで再生速度指定
(言語オプションは英語だとして説明する)
2.1.
メニューバーの「Veiw→Options」を開く。
左の一覧から「External Fileter」を選択。
右の方にある「Add Filter...」ボタンを押す。
出てきたダイアログで「Browse...」を選択し、「clauts.ax」を選んで開く。
「CyberLink TimeStretch Filter」が追加されていることを確認し、右の方にあるオプションボタン「Prefer(優先する)」を選ぶ。
「OK」を押してオプション画面を閉じる。
2.2.
ここでMediaPlayerClassicを再起動。
2.3.
なんでもいいから動画を開く。
メニューバーの「Play→Filters→CyberLink TimeStretch Filter」を選択。
出てきたダイアログで、何倍で再生するかの数字を入力する。(1.5倍速なら「1.5」と入力)
3. お疲れ様でした
以上で、音の高さが不自然じゃない状態で再生速度が変更できたはず。
Enjoy!