小川一水「美森まんじゃしろのサオリさん」

読了。
かなり近い近未来を舞台にした、一風変わったミステリー小説。
卍社(マンジ・ヤシロ)が訛ってまんじゃしろと呼ばれている社があり、そこには土地神である美森さまと、美森さまの「お使い」と呼ばれる妖怪のような存在が祀られている……という言い伝えがある山村が舞台。
現在の最新技術から一歩先に行けば開発されそうなロボットや自動運転車両などが存在する現代に近い未来という部分にSF的特徴がある。