旧約聖書

読了。
2016年からちょこちょこ読み進めていた旧約聖書もこれで全て読了となった。
大きな流れとしては、
・創世記でエデンの園を追い出されてエジプトにたどり着くまで
モーセが海を割ってエジプトを脱出し、約束の地カナンにたどり着くまで
・その後の土着信仰への傾向とそれを罰する神
という構成になっている。
後半にいくほど本に占める比率が多くなり、繰り返し同じような事を言い続けるのでたいくつになっていく。
あと先祖の名や部族の羅列、神殿の異様に詳細な説明、詩は読み飛ばしてもあんまり問題ないと思う。



旧約聖書が面白いのはこれまでの人生で培ってきた「物語経験値」が通じない展開が多いからだと思う。
聖書はなにしろ紀元前の物語なので、物語のパターンに縛られない展開をしてくる。もちろん物語のパターンはそうした方が物語が面白くなるから発生しているパターンなので、聖書がそれを破っていて面白いというのは変則的な例外を楽しむという意味で楽しいということだが。

創世記、出エジプト記、伝道の書、ヨナ書などが特に面白かった。