馬場翁「蜘蛛ですが、なにか?」

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読了。WEB版。
蜘蛛として転生した主人公が地道にレベルアップしていく前半、その果てに至った後に世界を巻き込んだ展開をする後半で構成される作品。
前半はひたすらダンジョン内の戦闘と成長のみが描かれ、人との会話が一切無いというangbandプレイ日記のような雰囲気が好き。
後半は世界の謎的なものや前半の裏で起きていた出来事の答え合わせなどで、がらっと雰囲気が変わる。何故スキルなんてものがあるのかという謎に踏み込んでいくのは面白いが、主人公がもはや誰と戦っても勝てるような状態なので「主人公」としては扱いづらく、サブキャラ編がメインになっていた。
どちらかというと前半のほうが好み。
同じタイトルが前半は自虐、後半は煽りとしての意味を持つのが面白い。



以前見たアニメ版は前半終わるところあたりまでの映像化だったようだ。