マクスウェルの悪魔 月杜柚茉(つきもりゆま)ルート 感想

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マクスウェルの悪魔をとりあえず一人分ほど攻略してみた。が、とりあえずキャラ選びを失敗したっぽい。なんか世界観が解き明かされてないのに、それを知ってる前提でエンディングが語られているのです。多分追加シナリオでルート追加されたキャラなんじゃなかろうか。
……いや、でもタイトルで寝てる女の子二人の片割れだからそういうわけでもないだろうがなあ。
以下、ネタバレ。
とりあえず、ここまでプレイした段階での私の認識としては、マクスウェルの悪魔本編の世界は、主人公の父親(故)の会社が運営するコンピュータによる仮想現実であり、それがまるごと精神病院として利用されている、というもの。
で、その仮想世界はかなり限定された空間内の世界なので、エントロピーが容易に極限までの量に増えて、世界が世界として機能しなくなってしまう。そこで「マクスウェルの悪魔」が必要になるのだ、ということからタイトルが決まっているのではないか。
しかし、さらに考えてみると、普通の仮想世界でエントロピー量なんて考える必要は無いわけである。なにしろ、何の脈絡も無く物質を出現させたり消失させたりすることすら仮想世界では可能なので、物理法則である「エントロピー増大の法則」は意味を成さないのだ。
ということで、マクスウェルの悪魔本編の世界は「精巧な物理シミュレータとしての仮想世界」であると考えられる。うーむ、でもそんなこと言ってると精神病患者の精神を仮想世界に「アップロード」させることも、物理シミュレートに反してるよなあ……。ということでこの案もちょいと欠点ありだ。
真実は、他のシナリオで明らかになることだろう。
妹か幼馴染が正規シナリオルートっぽいので、次は幼馴染キャラを攻略してみようかと思う。



ちなみに、こういう風に「全体像が見えてないところから想像する」というのは新しいアイディアを考えるのに有効なんだよね。
もし、壮絶な勘違いしていれば、それはまるまる自分のアイディアとなるわけだし。