電脳コイル1話〜5話

http://www.tokuma.co.jp/coil/
NHKで再放送やってたので見てみた。
なかなか悪くない。想像とは違った内容だったが、なるほどこれは引き込まれる世界観を持っている。一番予想外だったのは、電脳世界と現実世界が重なって存在しているという点。
「メガネ」で現実世界と重なるように調整された電脳世界が、この作品の「現実」として
描かれる点、そしてメガネを外すと電脳世界の物質だけが消え去るという現実の変容感。
今期最高の良アニメと称されるのも納得できる出来だ。
ちなみに、最初に想像していたのは空中ディスプレイの凄い番みたいなのが日常な世界で、1話完結なちょっと不思議な話が展開されるってものだった。実際には、1話完結じゃないし、電脳世界の物質が「触れる」という不思議な特性をもってたけど。
……ていうか、もしかしてこの「触れる」ってのは普段からメガネを利用している子供たちが、現実世界では何も無い空中をあたかも電脳物質が存在するように扱うというインターフェイスに慣れているってだけなんだろうか。


1話、2話で出てきた廃棄された空間が、SecondLifeの作りかけの空間に似てる。


物質やその他にアクセスするための正規インターフェイスが「タグ」で、
「暗号」が不正アクセスする手段という感じのようだ。
実際には、不正アクセスはあんなに素早くはできんだろうがなー。タグを使った構成のスクリプトだけでも暗号屋イサコに対抗できてるとこを見ても、その印象は強まる。


電子空間で使えるコマンドを「タグ」って称してるのは、ディアスポラに影響されてるんだろうか。