「本当に怖い」ホラーゲームの特徴とは

http://wiredvision.jp/news/200709/2007091821.html
確かにゲームというメディアによる没入感がもたらす恐怖の増幅は、ある。
しかし、ゲームというメディアにはもう一つ特徴がある。それは「クリアを目指す」ということだ。そして恐怖の対象は必然的にクリアの障害となるものだったりする。つまり、「敵」だ。
これはゲームへの慣れとともに、恐怖の対象であったものが単なるクリアすべき目標に変化してしまうことを意味する。
子供の頃にはバタリアンに怯えていた私ですが、バイオハザードをやりつづけたせいで、いまじゃゾンビが標的にしか見えません。


「敵」としての強さを逆に恐怖の増幅に用いることもできる。初代「SIREN」ではプレイヤーは一般人、
敵キャラクターはゾンビなので、1対1で戦うと普通に殺される。さらには敵が猟銃で一撃死に近いスナイプをしてきたりする。
コレは(ゲームの敵という意味でも)非常に恐ろしい。まさに恐怖の対象である。


ただ、上記の方法はそれにも慣れたときに、単なる「非常にめんどくさい敵」を作り出してしまう可能性もあることは、忘れてはいけないと思う。