INSIDE

プレイ。
「LIMBO」の開発者による新作ゲーム。
基本的にはLIMBOと同じ構成の、主人公の男の子が薄暗い危険に満ちた世界を進んでゆくという横スクロールのゲーム。
INSIDEは、影絵のようなグラフィックが特徴的だったLIMBOとは違い、見るものに不安を感じさせるような演出がされた実写に近いそれでいて絵画的な雰囲気もあるグラフィックになっており、奥行き表現もあるがゲームとしては横スクロールのゲームになっている。
雰囲気のよい映画のような、どの1シーンを切り取っても芸術画であるかのように見えるグラフィック。
空気感がメリハリあって、夜の森の不安感、朝の野外の開放感、広い屋内のガランとした感じなどが感じられる。基本的には始終押し潰されるような空気感があったLIMBOとはすこし趣が違う。
あと主人公が1秒で溺れ死なずに泳げるようになったのは嬉しい。



これだよ、これ。これが一流の即死ゲーというやつだよ。
死んでもその原因がはっきりわかる。
ゲームオーバー後のリトライは速やかに難しい地点の直前にリスポーンする。
死んだ原因に対して対処ができて、次のリトライでは何かしらの変化が望める。
そして、それを繰り返すうちにそのセクション全体の解き方がわかるようになる。
まあ正確に言うとINSIDEはパズル的な面の強い作品なので、ホタルノニッキとの対比としてはSuperMeetBoyのほうが比較対象として正しい気がするけれど、どちらにしても自身が主人公をコントロールして前回の問題に対処できたという実感があるのが大切である。