2001年宇宙の旅

視聴。
うーむ、当時は名作だったんだろうが今現在から見ると駄作な作品。
基本的に凄い映像技術で作った美麗なムービーで視聴者の感動させることをエンジンとした作品なのだが、そこは1986年公開の映画。当時の超美麗シーンは今から見れば大した映像美でもないので、単なる尺長の暇なシーンでしかなくなっており、当然そこから作品を牽引する魅力も引き出せなくなっている。(公開当時から「暇」という批評はあったらしい)
ただ初代ガンダムのように「あの作品のアレはこれのオマージュだったのか!」という体験は多く得られる。
あと別にそういう意図で撮影された作品ではないが、現代から見ると「レトロフューチャー」な作品になっているのは面白い。
二時間半にもわたる長さの上映時間を考慮して、作品としてトイレ休憩の時間が入っているのは評価できる。