http://www.foxjapan.com/dvd-video/tv/trucalling/index_frames.html
海外のドラマシリーズ。
主人公は、見習の検死官。ある夜、遺体留置所からの奇妙な気配に気づいた彼女は、その気配の正体を確かめようと、遺体の傍まで足を運ぶ。
そして、遺体をまじまじと眺めていた瞬間。確かに生命活動を停止しているはずの死体が目を見開き「助けて」と言葉をつむぐ。
主人公はそのまま意識を失い、目覚めたのは「死体に助けを求められた日の朝」。
意識のみの過去への時間転送だ。そして、遺体留置所で彼女に助けを求めた本人はその時刻にはまだ生存している。
こうして、主人公は死ぬ運命にある人を助けるという運命を背負うことになるのである。
アイ・ロボットのDVDの付録っぽく第一話がついていたので見てみたが、これは……目的を与えられた「ループ世界」系ドラマだ。
目的を与えられた「ループ」というのが、非常にゲーム的な感触を生み出しており、それが私の心の琴線に触れたようだ。そして、謎の解かれ方も非常にゲーム的である。
ドラマという時間制限の中で物語が進行していくせいもあるが、決められた場所に決められた問いを発すれば、非常に的確な答えが返ってくる。非常に軽快で小気味良い展開だ。
そして、もうひとつ言っておきたい。
主人公のトゥルーさん、猛烈ダッシュしすぎである。
