読了。
別冊マーガレットに連載された少女漫画ながら、巨漢男子とヒロインの少女を中心にした異色学園ラブコメ。
少女漫画然とした細い線のキャラクター質の中に、少年ギャグ漫画から出てきたような画風の主人公が普通に混じっていて、絵面だけで面白いのは反則的。
しかし本作はそれだけに終わらず、登場人物にいい子しか居なくてほっこりする青春ドラマが展開されていて、ギャグとのバランスも絶妙に組み立てられている。
ことあるごとに差し込まれる主人公の「好きだ」というモノローグもギャグではなく、青春ドラマの心情描写として正しく成立しているのがすごい。
「このマンガがすごい!」1位を取っているのも納得の作品。
