美味しいプロパガンダ

美味しんぼ」という漫画がある。とある新聞社の企画で持ち上がった
食文化の究極を目指す「究極のメニュー」を中心とした料理、人情ドラマ的漫画だ。
国民的に人気があるこの漫画だが、これは素直に読んでいるとエライ思想汚染をされる漫画だと思う。政治問題に関しては完全に左向き過ぎだし、料理についても昔ながらの自然な製法究極主義でレガシー思想が行き過ぎているて感がする。
そして、その54巻でさすがに我慢できない表現が出てきた。大手酒造企業を批判するための一言。


大手では、1キロリットルにつき、3キログラムもの活性炭素を使うことがあるそうだ。
1キロリットルのお酒に、3キログラムも!
ひどい!
……ひどいじゃねーだろ。
冷静に考えて欲しい。同じ「キロ」でもそれを掛けている単位が大違いなのだ。
同じ単位にしてみると1000kgに3kgである。0.3%である。さらに、

使う『ことがある』そうだ。
……最大量を言いやがったな、コイツ。
難しい単語を並べて煙に巻く手法も多様されているこの作品。本当に信じてもよいのか、自分の頭でしっかりと考えてみる必要があるとは思わないだろうか。
美味しいんぼを読んで、素直に日本の現状に危惧を抱いている人間に告げたい。お前たちは洗脳されている。