(魔法が日常生活的に使われている世界(文明レベル中世程度？)で提唱される異端の議論)
魔法のメカニズムを使う生物というのが、なぜ進化によって出現しないかという疑問が存在する。
それは世界に魔法という現象が生まれたのが、進化スケールで見下ろした場合はごく最近の出来事だからである。
そして、進化によって魔法を上手く使える可能性のあった幾つかの種のうち、魔法を利用するために脳をそれに適した形へ進化させることを選択した生物。それが人間なのだ。
知能や、言語をベースとした確固とした自意識というのは、それに付随して生まれた副産物的な生成物に過ぎない。
