The Talos Principle タロスの原理

クリア。
Portalと同じジャンルの、FPSパズルゲーム。パッケージ画像はロボットが子猫を抱いているという特徴的なもの。
プレイヤーは遺跡跡のような島で目覚めたロボットとして謎の声に導かれて先へと進んでいく。Portalと違って、プレイ時間のなかでストーリー展開する割合はかなり低く、ほぼ全てがパズルのステージで構成されている。しかしこの割り切り方はゲームの方向性を明瞭に示していて悪くない。
パズル内容は、ジャマーという障壁や移動式機雷を無力化できる装置や、レーザー光の方向を変更させるプリズム装置などを適切な位置、方向に配置して障害をクリアすることで、各ステージの目的位置まで到達するというものになっている。パズル難易度も通常クリアまでであれば、丁度よくひらめいてクリアしていけるように調整されているし、さらなる難易度を求めるなら、通常ステージの道具を変則的に使っうことで入手できるスターを集めるという目的もあるという上手いバランス取りがしてある。
既に滅亡して久しく穏やかな時間が流れているフィールド。心の哲学的な問い。コンピュータ端末から一部が破損したテキストを入手していくことによるストーリーテーリング。…と雰囲気もとても良いゲームである。
ただ、このゲーム。パズルゲームの不文律とも言える「ステージに用意された仕掛けを全部使えば解ける」という常識を無視してくる。意味ありげな箱やプリズムを全部を無視するのが正解とかひどくないですか?レーザーを導くことで開く障壁が設置してあるのに、別にそこにレーザーは導く必要はなく、単に箱を踏み台に障壁の上を飛び越えていくのが正解とかおかしくないですか?