Hyper Light Drifter

プレイ。
2Dゼルダタイプの見下ろし探索アクション。
ただしゼルダと違って、新たなアイテムや特技を入手することで行動範囲が増えていくという構成にはなっていない。店で購入できる新アクションはいくつか存在はするものの、基本的に最初に持っているアクションで最後まで攻略が可能となっており、その分ほどアクションゲーム性が強くなっているプレイヤースキル重視型ゲームである。
ゲーム全体を通した原色に近い色合いのドット絵は、丁寧に作られたアニメーションもあわせて独特のアートとして成立している。フィールド上に朽ち果てたロボットが放置されていたり、各所に巨人の亡骸があったりする世界観も良い。
また、大きな特徴としてゲーム中で言語が一切使われておらず、情報を伝えるときは絵を表示して伝えるような形式になっている。このせいで独特の雰囲気は出ているがストーリー性は薄くなっている。
(結局、世界の謎をゲーム中で説明しているのは英語を暗号化した文字で書いてあるモノリスだし)



敵は手強いが対応をきちんと行うことで対処していけるし、ボスの攻略もTitanSoulsほど極端なバランスではないため、戦っていてしっかり達成感がある。探索もそれと似たバランスで、アイテムが隠された箇所にはしっかりと「怪しさ」が設定されており理不尽感が無い。
遊んでいてとても満足度が高いゲームである。

ただ最初のハシゴを登る箇所で操作方法がわからずに30分くらい詰まったのはトラウマになりそう。
このゲーム、デフォルトの操作がダッシュボタンを押すとマウスカーソルがある方向にダッシュするという動きなのに、ハシゴを登るにはハシゴ方向に移動キーを押しながらダッシュボタンを押すという操作が要求される。これがダッシュ移動と整合性が無い(何もないところで方向キーを入れながらダッシュボタンを押すと方向キーを無視してマウス方向にダッシュする)ので盲点になっていた。