水上悟志「スピリットサークル」

読了。
現代を基準点として7つの「過去生」を描くことで物語が進んでいく、転生物語。
縁というものがあるため、前世で付き合いがあった人が今世でも友人だったりするという演出があり、それぞれの時代のキャラクターの転生した人が現代にも居るというある種のスターシステムを1作品内で成立させている点が非常に面白い。
また、過去のキャラクターとの関連性を確認することでまた楽しめるという物語を、マンガという気軽に過去の話を読み返せる媒体で作り上げた点も素晴らしい。