J・G・バラード「結晶世界」

読了。
全ての物質が結晶化して宝石状になっていく現象の発生した森を中心にした作品。
ただし描写の多くはそこではなく、登場人物の関係性についての記述に費やされている。
一応説明はでてくるものの結晶化した森も、その存在するロジックや法則性が物語に関わってくるわけでもない。
一応SFにカテゴライズされているが、SFというより文学に近い作品。