Fallout4VR

クリア。VRゲーム。
核戦争後のポストアポカリプス世界を舞台にしたオープンワールドゲーム。
Skyrimの開発メーカーであるベゼスタのもう一つのオープンワールドゲーム代表作で、Skyrimと多くの共通点を持つが、それでもかなり性格の違った作品になっている。
戦いは銃撃戦がメインで廃墟となったビルなども多いため立体的な戦闘が繰り広げられる。ただめちゃくちゃ難易度が高いかというと、自由に発動できるスローモーションを使って行動するモードがあるため、うまい具合に難易度が調整されている。
また、基本難易度でも体力が自然回復せずアイテムで回復を行わねばならず、さらに体力よりも回復しづらい放射能汚染の概念もある。これは面倒そうに思えるがゲームのメリハリがついて回復行動に意味が出ているのは良い。
成長は構成の自由度が高く、特技もツリー形式ではなく必要条件を満たせばいきなり高いランクのものを取れたりする。武器改造も、攻撃力程度しかステータスが無かったSkyrimに比べて、射程、発射間隔、反動、収束率など銃の多様なパラメータを、何種類かのパーツでカスタマイズしていくという構成を考える余地があるシステムになっている。
イベント面は、その辺を歩いてると派閥同士が集団戦をやってるのに遭遇したり、クエストマーカーを追いさえすれば何も考える必要がない状態をなんとかしようとする努力の跡がみられたりと、Skyrimから順当に進化している。
全体的にシステムがサバイバルモードを前提に作られているような気がする。
世界の作り込みは凄いがゲームとしてすごく面白かったかというと疑問符が出てくるSkyrimよりも、ゲームメカニクス自体でユーザを楽しませる気概が感じられる作品だった。



ただSkyrimVRとFO4VRは発売時期があまり変わらないのにFO4VRは要求スペックがかなり高く、SkyrimVRはDLC全部入りなのにFO4VRはバニラである。どっちか片方を買うならSkyrimVRの方をおすすめする。
しかし、個人的にどちらが好きかというとFO4VRである。