プレイ。
日本一ソフトウェアからPS Vita用ソフトとしてダウンロード発売されたものをPC(Steam)に移植したものをプレイした。
プレイヤーはホタルとして謎の少女を導きながら地下深くから上を目指していくという構成の即死系アクションパズルゲーム。
キャラクターは非常にかわいい造形と動きで、背景となるステージも廃墟のような不思議な世界観をうまく表していると思う……が、肝心のゲーム部分が即死系ゲームとして二流。
一応初回エンディングまで見て、隠しステージのエンディングもあって考察できるようなストーリーもあるようだがこれ以上やる気はしない。
ホタルがマウスと同期していないので「「「少女を操作する」ためにホタルを操作する」ためにマウスを操作する」という非常に面倒くさい操作を要求されて、別にそれはゲームの面白さに結びついていない。
導かれる少女の動きが基本的に遅くて、操作せずに待つ時間が多い。何度も同じ場所を繰り返しプレイする即死ゲーとそぐわない。ランダムな位置に落下してくるものに当たって死亡とかも多く、プレイヤー責任ではなく運が悪いから死んだと思わせる箇所も多い。復活ポイントの設定も、意味ない繰り返し操作を要求するような冗長な場所に設定されている箇所もある。そして２面ボスが顕著だが、即死ステージのクリア後に時間制限ありの謎解きを置いて失敗したらもう一回即死ステージをクリアする必要があるとか、馬鹿馬鹿しい構成がある。
死に覚えゲーだったり１ドット単位のシビアな調整を要求してくる物理演算パズルだったりと無駄に高い難易度のゲームだが、そういうのよりカジュアルプレイヤーにもさっくりクリアできるようなバランスにして世界観を楽しませる方向にした方がよかったのではないかと思った作品。
