マリオワンダー

クリア。全部コンプリートが必要な最後の1ステージ以外クリア。
2Dマリオを基本として、ワンダーフラワーというアイテムを取ることで各ステージごとに千差万別なミニゲームのステージに突入できるアクションゲーム。
ワンダーフラワーを取るまでもなく船の揺れで鉄球が転がることを利用したり、ゼリー状のブロックがあったりと通常ステージ時点でわりとアイディアが詰め込まれていて開発側のやりたいことが良い意味で溢れている。
小粒なゲームが色々入っているきらびやかな玩具箱のような作品だった。
ワンダーフラワーによるミニゲームは、ステージの一部である「ミニゲーム」に抑えねばならないことが制約となり、アイディアのもつ面白さの片鱗しか発揮できていない部分もあるように思う。またそれだけで1つの作品になりそうというか、既にこのアイディアを存分に使った既存作品があるな、という物もいくつかある。
基本は大きく苦戦するような難易度ではなく、挑戦するのではなく受動するアトラクションとしての楽しさを持つ作品だが、スペシャルワールドはチャレンジングな課題を与えてくれる。
ただ行きづらい位置にあるので最初から歯ごたえのあるアクションを求めている層は不満がでそうな構成である。
あと最後の1ステージに、収集要素コンプリートが必須というのはどうかと思う。収集要素は高難易度ステージではなくご褒美グラフィックとかにしてもっと挑戦条件をゆるくしてほしかった。
何にしても任天堂の看板タイトルに恥じぬ作品であることは確か。