クリア。エンディングまで30時間と、インディーズとしてはかなり長め。
2Dダークソウル。横視点になったことで自動的にメトロイドヴァニアと呼ばれるジャンルに配置されるべきゲームになっている。
しかし一般的なメトロイドヴァニアと違い、
・マップがアリの巣状ではなく、屋外のエリアもふんだんにある。
・落下死がある。
・剣などを使った近距離戦闘が大きくフォーカスされている。
・後半でも気を抜くと、そのへんの雑魚に体力満タンから殺されることがあるバランス。
などの特徴がある。
また大きな特徴として「ゲームシステムとして地図が存在しない」ことがあげられる。
これはゲームシステム的には退化だが、オートマッピングでスポイルされてしまうゲーム体験をプレイヤーに与えるためにあえて選択されたのだと思う。いまの時代、どうしてもマップが必要な人はネットを見るだろうし。自分は手書きマップを書いた。
各エリアへの侵入経路も複数あったりして進行の自由度がわりと高く、ボスを倒す必要がないエリアもわりとある。
また探索色が強くなったことで、ダークソウルでおなじみの特定位置に他のプレイヤーがメッセージを残せるシステムは、よりうまく働いている。が、使える単語が多すぎて書く気にならない。単語はもっと少なくてよかった気がする。
ラスボスを倒してエンディングを見ると問答無用で敵が強くなった次の周回に飛ばされてしまうので、探索残しがある場合は面倒である。
2周目はマップが完全に把握できており、既に取っているアイテムはスルーできるし、敵が強くなったとはいえ入手できるソルトも増えて、戦い方のコツも分かっているためボスも綺麗に勝つことができて、非常に楽しかった。